2016年11月27日日曜日

期待以上にいいゲームだった『ABZÛ』

ABZÛ風ノ旅ビトのクリエイターが集ったGiant Squid(=ダイオウイカ)により制作され,2016年8月2日に発売されたゲームです。
風ノ旅ビト同様になんとなくストーリーはありますが,文章で表されることはないので英語がわからなくても全く問題なくプレイできます(英語はコントローラーの操作説明やメニュー画面だけ)。
作品の概要はこんな感じ(Steamの紹介文を引用)。
あの「風ノ旅ビト®」のクリエイターによる新作「ABZÛ」は、美しい水中世界を自由に探検できる夢のようなダイビングアドベンチャーゲームです。そこはあふれんばかりの色彩と生命の息吹が織りなす極上の秘密世界、意識を埋没させて楽しんでしまってください。洗練された操作システムを上手に活用すれば、ダイバーになりきって流れんばかりのアクロバティックな動きが可能です。何百という固有種(実在の種がモデルです)の数々を見つけていき、豊かなる海の生命らとの結びつきを育んでいきましょう。魚たちとたわむれれば、様々なリアクションを見ることができます。もちろん相手が捕食種であれば、リアクションも異なってきます… そして、広大な海をゆったりと泳ぎまわったり、これまでに類を見ないほどに作りこまれた海の生態系システムの中を探検してみてください。太洋深くへと分け入っていくと、そこには忘れ去られし古(いにしえ)の秘密が眠っています。しかし油断は禁物、深海には危険が潜んでいることもあるからです。「ABZÛ」の物語は古い伝承に基づいて紡がれました。「AB」は「水」を意味し、「ZÛ」は「知」を意味します。つまり「ABZÛ」は「知の海」の物語なのです。(Steam「このゲームについて」より)
このゲームはいわゆる雰囲気ゲーというカテゴリに入るゲームではないかと思います。
もはやゲームというか芸術作品と呼んでも差し支えないような"美しさ"があるゲームだと感じました。ひたすらに綺麗です。映像も綺麗,音楽も綺麗,物語も綺麗…。
まさに,心に残るゲームだと思いました。

このゲームはいくつかのチャプターに分かれており,様々な表情の海を見ることができます。



エリアごとに出てくる生物が変わるので,どんな生き物がいるのかじっくり見てみると面白いと思います。大体のエリアに瞑想(Meditate)する場所があるので,その場所をインタラクトするとそれぞれの生き物にフォーカスしてじっくり観察することができます。スクリーンショットは載せていませんが,開発会社の名前でもあるダイオウイカやマッコウクジラ,マナティーなんかも出てきました。他にも色んな種類の魚がでてきます。

そして,このゲームは音楽もまた魅力の一つです。BGMは風ノ旅ビトやアサシンクリードシンジケートなどで作曲しているAustin Wintoryさんが担当しています。
クリア後にサウンドトラックを買おうと思ったのですが,なかなかヒットせず結局どこで聴けるのかというと,SpotifyかAustin Wintoryさん公式のbandcampから購入できます。

そんなこんなで褒めまくりましたが,殺伐としたゲームに疲れたスチマーやとりあえず癒やされたい方,風ノ旅ビトが好きな方には特におすすめします。

Steamのページによるとコントローラーでもプレイを強く推奨するとのことです。
お知らせ: A controller is strongly recommended to play ABZU

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